ピピ島通信−ピピ島の今。在住ダイビングインストラクターが発信するピピの生活情報!
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プーケットミミヨリ情報満載!
ピピ島通信-ピピ島の今 by中川俊介

ピピ在住ダイビングインストラクターが発信するピピの生活情報!

ピピ島はプーケットから東へ約45キロ。船で約1時間半の位置にある。映画ザ・ビーチで大ブレイクし、とくにマヤビーチは大人気。そこでダイビングインストラクターとして生活する中川俊介君が紹介する素顔のピピ島。

中川俊介(なかがわ しゅんすけ)

ピピ島在住。ダイビングインストラクター。2006年にパールアンダマンスクーバをピピ島にオープン。www.pearlandamanscuba.net/
TEL 66-814766122 66-833947640

 
 

第8話 桟橋完成

ピピ島の街はどんどん発展してきて、商店やレストランがどんどん増えていっている。素朴なつくりの店はなくなり、コンクリートのきれいな建物ができていく。最近、24時間オープンのコン
ビニがもう一つできた。小さな店はこれからその影響をうけていくのではないだろか。
ピピ島くらいの島になると、島でほとんどのものが手に入る。しかし、プーケットに比べると、格段にものが少なく、そして高い。また海が側にあるのに、意外と魚介類を買うのは難しい。と
は言っても贅沢をしなければ、それほど不満はない。

ところで、島で売られている物資は当然船で運んできているわけで、そうなると車での輸送以上に積み下ろしに手間がかかる。これまでピピ島の桟橋は小さかった。昨年から新しい桟橋の工事が始まり、もうすぐ完成する。新しい桟橋は、以前の桟橋の3倍の大きさがあって、フェリー用、貨物船用、ダイビング船用と分かれている。

これまで、みな同じ場所を分け合って使っていたので、かなり混雑していた。貨物船の場合、桟橋にボートが少なくなる夕方が仕事の時間だった。これからどなるかわからないが、以前よりはスムーズに仕事ができるようになるだろう。観光で島にやってくる方も、これからはフェリーを何台も何台も乗り越えて島に上陸することは少なくなるだろう。ピピ島の玄関である新しい桟橋の完成はピピ島にとって、ずいぶんと大きなことだと思う。

きっと桟橋の下にはたくさんの魚が住み着いて、たくさんの人を歓迎してくれるだろう。


 

第7話 ピピ島のビーチ

ピピ島が有名になった理由のひとつに、ずいぶん前に撮影された映画がある。その映画のメインの舞台がマヤベイなのだが、ここに来るとみんなが人の多さに驚く。昼間は大型フェリーが何隻も立ち寄りスノーケリングをするので、海は人だらけになる。プーケットからの人気ツアーもマヤベイに必ずやってくる。

そのためハイシーズンはビーチにボートがずらっと並ぶ。これだけ混雑する場所でもやってくる人は絶えず、そしてその景色のよさに誰もが驚く。このビーチの景観はなかなか他にはない
からだろう。真っ白なビーチは、浅瀬が広がりのんびりと水につかるのにはとてもいいが、魚をたくさん見たいならビーチから離れた少し深くなったところの方がいい。スノーケリングでもウミガメが見られることがある。

このマヤベイに行くなら、おすすめの時間帯は朝。早起きをして、ロングテールボートなどで行くと、まだ人の少ないマヤベイを楽しめる。ただし潮が満ちているときが一番いいので、満潮の時間を考えておくのも大切だ。
ピピ島にはまだ他にもたくさんのビーチがある。私が行ったことのあるビーチはまだほんの少しだけだ。ボートを使わなくてもいけるビーチもたくさんある。山を越えて歩いていくことができるからだ。普段あまり歩く機会がない島生活だから、たまには行動範囲を広げてみるべきだと思いながら、なかなか足が進まない。意外と旅行者の方がいろいろな場所に行ったことがあるのかもしれない。


 

第6話 ピピ島の椰子の木

南国の島のイメージに欠かせないものが、椰子の木だと思う。大きく空に向かって伸びるその木の高さはかなりある。椰子の木には大きく重たい椰子の実がなっている。まだ若い緑色の実は落ちてくることはないが、茶色になった実は、いずれ地面に落ちてくる。これまで重い実がズシンと音を立てて落ちてくるのを何度か聞いたことがある。自分が歩いているすぐ前に落ちたこともある。これがもし頭に落ちたらと誰もが心配するだろう。

ピピ島では椰子の実を落とすことを仕事にしている人がいる。その人たちが木に登り、椰子の実をあらかじめすべて落としておくのだ。また大きな葉も危険なので落としておく。そうしておけば、たとえ風の強い日でもその木の下だけは安全になる。ピピ島には椰子の木がたくさんあるが、この木に登れる人はほとんどいない。それほど今の生活には椰子の木が必要なくなっているということだと思う。

私が以前住んでいた島は今でも椰子の木のすべてを利用していた。衣食住のそのすべての場においてさまざまな活用法がある実に有用な植物であることを現地の人から学んだ。当然島のほとんどの男たちがこの木にするすると登ることができる。

そういえば、ピピ島では椰子の木を切り倒し、その根を掘り起こすのを仕事にしている人もいた。なんでも、家のそばに切り株になった椰子の木があるのは縁起が悪いそうだ。この木の根はしっかりしているので、根こそぎ人力で取るのはむずかしい。以前、椰子酒の作り方を習い、毎日それを飲んでいたが、今ピピ島にいては、椰子酒はなくビールや洋酒に代わっている。島に住んでいても自然とのかかわり方が少なくなっていることの一つなのかもしれない。


 

第5話 ついに自転車購入

ピピ島に来ると、車が走っていないことにすぐに気がつくと思う。車が走れるような道がまずない。通りには人が溢れていて、普通に歩くだけでも疲れるときがあるくらい。島の移動は基本的にみんな自分の力で歩くということだけ。それで十分に出歩けるだけの島でもある。

でも、いざいろんな用事であっちこっちに行くとなると、これがまた意外と距離がでてくる。そこで、便利なのが自転車。これまで二度、自転車を使っていたことがあるが、いずれも中古をもらったりしていた。自転車を持つとその便利さに、今度は歩くこともめんどうくさくなってしまう。こんな小さな島のはずなのに・・・。

しかし、この自転車、やたらと壊れる。チェーンがすぐにはずれる。いちど外れるようになると、目的地に着くまでに何回も外れる。修理しても修理してもやっぱり同じ。タイでは安い自転車があるがピピでは1年も使えない。それでこれまで、自転車を買うことをためらっていたが、ついに新品を買った。値段は安くもなく、高くもないといったところ。大切に使おうと思うが、心配なのはやはり故障。それと泥棒。結構自転車がなくなることがある。同じような自転車が多い
のでしっかりと名前を書いた。

それにしても、自転車を買うのは10年ぶりか? うれしくて島中を走りまわり、友達に見せて一人で喜んでいる。ピピに来たら、タイでは珍しいくらいに自転車が多いかもしれない。
歩いていると後ろから自転車のベルの音とともに、道を開けてくれと叫んでくる人がとにかく多い。そんな中の一人として私は街中を走っているだろう。


 

第4話 海を渡る氷

ピピ島とプーケットの移動は、基本的にフェリーに乗ることだが、その移動時間約1時間半は何度も乗っているとだんだん疲れてくる。今はもう甲板に出て景色をみることはなくなってしまったし、島が近づいてきてカメラのシャッターを切ることもなくなった。

そんな移動を繰り返していたころ、ピピ島行きの貨物船に乗り込んだことがある。決して大きくはないその船には、ぎっしりと氷が詰まれていた。その氷と一緒にピピ島まで4時間以上もかけて行った。その間は当然のように狭い船室でずっと寝ていた。この船は毎日毎日プーケットから氷を運ぶことが多い。ピピ島の桟橋でぼーっと貨物船を眺めてみるといい。工事の多い今頃は建築資材が多いが、氷も毎日人力で陸揚げされている。船から桟橋へは人海戦術で、次々と袋に入った氷を投げ渡していく。やっぱりたまに袋が破れてしまうらしく、足元には氷が転がっている。

いつもダイビングから帰ってくると、ちょうどこの船の横に留まることが多いので親しくなった人から氷をもらったこともある。運ばれている間に解けてしまうのではないかと思ったが、これがあんまり解けることがないようだ。島には氷を保管する場所があって、そこから島のあちこちに配達されている。車はないから、台車に載せて運ぶことが多い。

この暑い国にとって氷は欠かせないだろう。各家庭やレストランで氷を作ることはないので、みんなこの運ばれてくる氷に頼っているため消費量も島とはいえものすごい量だと思う。そんな氷が使われるまでには暑い中汗を流して運んでいる人がたくさんいることを、冷たい飲み物を飲みながら考える人はほとんどいないだろう。ビールに氷を入れて飲むようになった私も氷は欠かせない。あの人たちのおかげでおいしいビールが飲めることを忘れてはいけないようだ。


 

第3話 ショップの屋根ふっ飛ぶ!

雨季に入ってきました。それでもまだまだ晴天の日が多く、今年は雨があまり降らないのではないかと先をまた心配してしまいます。ピピの海はというと、穏やかな日もありますが、やはり波の大きな日もしばしばあります。

先日の話。朝から雨が降っていました。それでもお客さんとダイビングにボートで出て行くと、どんどん天気が悪くなってきて、大風と大雨。吹き付ける水しぶきで前があまり見えない。波もどんどん大きくなってきて、ポイントについていざ潜るとなったときはまさに荒海に飛び込むことに。そんな状況ではありましたがお客さんもがんばって、ダイビングは普通どおりに終わりました。そして島に戻る頃には、嵐も過ぎ去ったのか天気が少し良くなっていました。

ここまではまだよかった。ショップに戻ってみるとなんと屋根がない! 状況を飲み込むのに数秒かかりました。当然あの嵐は島にも来ていたのだ。幸い、隣のローカル食堂の人たちが入口の鍵を壊して、中にあったパソコンやテレビなどを非難させてくれていました。しかし水浸しの床、見上げると空が見えるこのショップをさてどうするか。

まずはしぶしぶ床を掃除して、それから屋根にのぼることにしました。造りが簡単なので修理するのも簡単で、幸い飛ばされた屋根の分だけ予備があったので、それをのっけて修理できました。よく見るとここの建物の屋根はどこものっかっているだけで、上に重石をして押さえている。私のショップだけその重石が足りなかったため屋根が飛んでいたのです。そこでコン
クリートのブロックを載せておきました。

さてさて、こんな修理でいいものなのか。その夜も大雨がやってきて、ショップを見に行くと案の定雨漏り。翌日、太陽がでているなか屋根に上り、またまた修理をすることになりました。そんな私の姿を眺めているタイ人の知り合いはみんな悠長なもので、笑っていました。その後は雨漏りもほとんどなく、そして晴れの日も多いので建物の心配はしなくてすみそうです。


 

第2話 浅野ゆう子さんのテレビ取材がやって来た

久しぶりにピピ島に日本のテレビの取材がやってきた。これまで災害に関することではメディアの協力はかなりしたがそれも時とともになくなり、だから久しぶりに取材だなと感じた。今回はピピ島でのダイビングの様子を撮影するにあたって協力をしてほしいと連絡があり、内容を聞くとなかなか長寿番組らしい。毎年放送されている特番で10年目くらいとか。出演者は浅野ゆう子さん、料理人の神田川先生など。外国の食材を使っていろんな料理を作る。そして海ではダイビング好きの浅野さんが潜る。そのパターンが多いらしい。

そしてピピ島が今回のダイビングポイントに選ばれ、私の小さなダイビングショップに連絡が来た。浅野さんと言えばかなりの大物女優ではないか。取材当日までまだかまだかと楽しみで、そしてついにその日が来た。スピードボートに乗ってクラビから10名くらいのスタッフとともに浅野さんがやってきた。まずはボートの上でご挨拶。浅野さんはやっぱり際立っていた。

ダイビングをするのは浅野さんはじめ3名。小さなときからテレビで見ていた人を目の前にしてダイビングのブリーフィングをするのは楽しい!みんなすぐに打ち解けて、話ができるのは浅野さんの親しみやすさがあるからだろう。ダイビング前にマヤベイでの撮影。小さなボートに乗り換えてビーチまで移動。カメラマンともども海に落ちるのではないかとドキドキ。ビーチでは多くの観光客が見守るなか、さすがと思える歩き方で浅野さんは島の様子を語っていた。

さていよいよダイビング。経験豊富な浅野さんはダイビング技術にはまったく問題なし。魚と一緒に撮影をするのにも慣れており、水中でのアクションもうまい。この日はトラフザメというおとなしいサメも水底に寝ていたり、ウミガメが泳いできたり、なかなかよかった。ダイビング後もみんなで楽しくログ付けした。

さて気になるのが、日本でどんな風に放送されるかである。カメラのトラブルもあったので水中は思ったほどピピ島のよさが出ていないかもしれない。しかし、きっとたくさんの人がテレビを通して、ピピ島をまた知ってくれるだろう。


 

第1話 ピピの水不足-水道代15倍に値上がり !

最初はそんなに長くいるつもりはなかったけど、ピピ島に住むようになってからすでに丸3年が経ちました。この島に来る前も島に住んでいて、島暮らしは6年くらいになります。島の生活には水が結構大切。ダムのようなものを作ることができないので、雨が長期間降らないと水不足にすぐになってしまいます。

そう!今ピピ島は水不足。今年に入ってからほとんど雨が降ってない。毎年乾季は水不足になっていたような気がするけど、今年は深刻。水道から出てくる水も、濁った状態がしばしば。水が出なくなるといろいろと不便ですが、それも水が出なくならないとぴんと来ない。トイレが流せない、これが一番困るかも。顔は洗わなくてもどうにかなるけど、トイレは・・・。シャワーを浴びているときに急に水が出なくなったときは困った。どうしたらいいかわからず、立ち尽くすだ
けだった。

どうにか水がまったくでないという自体は避けられているが、それはどうもプーケットから水を運んでいるからだ。水を運ぶ???いったいどうやって???一度に運ぶことのできる水には限りがあるように思うが、これが結構運べるらしい。プーケットから水が来るようになってからは水道水も少し綺麗になった。よかったと思っていたのも、まさにつかの間で、水道を引いている会社から「水道代15倍にします」と言われ、やっぱりかと思わずにいられない。

水道代が上がった頃になってじゃあ節水しようかと私も含めみんな躍起になっているが、そもそもそれじゃ遅いですよね。プーケットだって水不足と聞いています。異常気象が原因か? 地球の温暖化がいかに深刻なのかを、最近ある雑誌で読みました。この水不足も地球規模で何かが起こっていることが原因に違いない!1人1人が生活を変える意識を持ち、それを実践しなければならないと、改めて思った。温暖化に影響を与える二酸化炭素の排出量は工場などは減ってきているのに、家庭からでる排出量がまったく減る傾向にないらしい。ピピに観光に来る方も水は大切に使って下さい。


筆者 中川俊介(なかがわ しゅんすけ)

ピピ島在住。ダイビングインストラクター。2006年にパールアンダマンスクーバを
ピピ島にオープン。www.pearlandamanscuba.net/
TEL 66-814766122 66-833947640


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