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クラビのアオナンビーチから北へ車を走らせている途中の道路わきにステキなホテルの写真を載せた広告が目に飛び込んできた。その足でそのホテルを探しだし、いかにも宿泊を考えている観光客のように客室とホテル内を見学させてもらい一目で気に入ってしまった。帰りがけに料金表をもらい、何時の日か泊まってみたいねぇと主人と話をしていたのが今年の4月。その念願が叶い実際に泊まってきた。
ホテルの場所は、アオナンから車で20分弱のクロン・ムアン・ビーチにあり、ホテルへ続く道の途中にはギプスの採掘場を通り抜け、まだ舗装されていないデコボコの泥道を抜けていく。初めてそのホテルを見つけだす時には、正直こんなところにリゾートがあるのか?と疑ったくらい。でもあるんです!ステキな隠れ家のようなリゾートが!
昨年オープンしたばかりのニューリゾート。オーナーのワンさんは、英語も堪能でとてもお若くお美しいスマートなタイ人女性。ホテル設立についてのお話を聞いてみた。アーキテクトと綿密に計画を進め、2年間かけて作り出したリゾートは、細部まで彼女のアイデアやマテリアルが取り入れられているという。温かい心配りが感じられるのも女性ならではなのかもしれない。
ホテルの敷地は、私好みのミディアムサイズ。青々した緑と色彩豊かな花がリゾート内を飾り、ビーチからはホン島を望む絶景が目の前に広がるなんとも目にも美しい設計になっている。5タイプある客室のデラックスルームに宿泊。どの客室もウッディーなヴィラタイプのつくり。客室は天井が高く、やはりダークウッドで統一され、枕カバーやクッションはタイらしい艶やかな色相のシルクでアクセントをつけている。これらのシルクはジムトンプソンのアイテムを使用するというこだわり。
バスルームはセミオープンのシャワーブースと、完全にオープンエアのバスタブアリアとバリスタイルになっている。黒い御影石でできた立派なバスタブは他のホテルに比べるとかなり広く、ゆったりとつかれるので日本人には嬉しい限り。アメニティは歯ブラシもあるし、バスローブ、スリッパ、湯沸し機、レターセット、と満足のいく品揃え。ヤシの葉でできたうちわとビーチタオルがセットになったビーチバスケットもステキな演出の一つ。
なかでもやっぱり一番お高いTubkaak Suiteはプライベートプールのある憧れのお部屋。タイでココにしかないという強化ガラスでできたプールは、ビーチに面した正面がガラス張りになっている。2階建てのこのスイートは、1階はリビングダイニング、サウナ、ジャグジー、バス・トイレがあり、2階にバストイレ付きのマスターベッドルーム、入り口が別の離れに1ベッドルームのヴィラがある。ただただため息が出るばかりの贅沢な造りである。オーナーのワンさんの話によるとこの部屋が一番人気だとか・・。こんなラグジュアリーなバカンスを過ごせるなんてうらやましい限りである。
ホテル施設にはレストラン、ライブラリー兼バー、スパ、ブティック、プールがある。レストランもステキなつくりで、店内の天井から吊るされた巨大なランタン形をした電気が印象的。外には3テーブルがセッテイングされこの席はとってもロマンチックでまさに特等席。お料理はタイ&ヨーロピアン料理で、トムヤムスープヌードルやソムタムなどコアなメニューもある。お味はというとタイ料理はどれも美味しく、ヨーロピアン系は当たりはずれが少しある。雨季の間のブレックファーストはアラカルトメニューから選ぶスタイルになっているらしく、好きなメニューを好きなだけオーダーできる。フレッシュフルーツはディスプレーされた中から好きなものを頼める。マンゴスチンやマンゴーも食べ放題!ポーチドエッグのクリームチーズソース添えはかなり美味しかった。
このリゾートのスタッフの礼儀正しいことこの上ない。敷地内で見かけるガーデナーやエンジニアなど裏方のスタッフも仕事中の手を休めてワイ(合掌するしぐさ)でサワディーカップとご挨拶。凄すぎる!何人かに続けてワイをされるとこちらも恐縮するほど。小さなことだけれど、こういうところまで教育が行き届いているなんてすばらしい。
将来この地域の開発が進むかはわからないが、まだまだ筋金入りの隠れ家リゾート。自然が奏でる音しか聞こえない静かな環境で極上のバカンスを過ごすにはこの上ないところだろう。ホテルを出る時は現実に引き戻されるようななんとなく寂しい気持ちになってしまった。
ザ
タブケーク クラビ
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