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バナナ食べたか その50
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「生(ナマ)のバナナって食べたことありますか?」なんて言うと、広島方面から「ほおぉ、ええ度胸し
とるの〜オンドリャ!わしら田舎モンじゃ思うて舐めとっとるようじゃけ、ちく〜っと痛い目に会しちゃろ
〜かねぇ」などと言う声が聞こえて来そうですが、そ〜じゃ無いんです。ちくっとばっかし言葉が足りんかったばってん、済まんこってす。←(いったい何弁だ?)そう、正確に言うと「貴方は【バナナの
木】 を食べたことがありますか? しかも生(ナマ)で!」なんですね。「いくら何でも 生 の木なんて喰えるわけねーじゃん!」とおっしゃる、そこのア・ナ・タ、バナナの木は食べられるんです。しかも生で。何故ならば、ちゃ〜んと生き証人がココにいるのです。(関係ないけど、生き証人とは言うが死に証人と言わないのは何故だろうと考えていて、死んだらもはや証人にはなりえないことに気付いた。それなら何故わざわざ【生き】を付けるんでしょうね? 日本語は不思議だ) 食べるのは、幹から分かれて葉っ
ぱになる辺りの枝というか茎のところです。そこ を 40〜50センチ位に切り落として一番外側の緑色の皮を2・3枚はがすと、あっと思うほど白くて瑞々しい部分があらわれる。形状は山菜の【ウド】をぶっとくしたカンジ。これを適当に筒切りにし、すばやく水に晒す。こうしないと、皮をむいたリンゴのように表面が酸化して茶色っぽくなってしまうからだそうです。
それでは【バナナの木】いただいてみましょう。うん、思っていた以上に水気がある。口に入れた時のサクサクとしてシャリシャリ、シャクシャクとしてショリショリとした軽い食感がとても心地よい。これは、
バナナの木の内部が極細の繊維で幾つもの細かい部屋? に分かれているためと推察されます。(イラスト参照)味はほとんどなく、食べ終わった後でわずかにエグ味が残りますが気にならない程度です。う〜んと、そうですね〜日本の食材の中で強いて似たものを挙げるとすれば、そう! お月見の時に食べる【ズイキ(里芋の茎)】ですかねぇ。タイ人の方々は、これを食事の合間合間に(日本でいえば漬け物的な感覚で)ショリショリやっている。確かにメチャクチャ辛いタイ料理には、この水分と味の無さがかえって良いのかも知れませんね。
その時私はフッとあることを思い立ち、直ちにソレを実行すべく台所へ向かいました。まず、くだんのバナナの木を味噌汁に入れる大根のように千六本に刻んで、マヨネーズと醤油で和えてみたのですが、コレガナントウマカッタ! マヨネーズのまったりとしたコクと淡い酸味に生醤油の味と香りが絡まった瑞々しいシャクシャク感が何とも言えない美味しさで、わたくし迷わずビールを買いに走ってしまいました。バナナの木が庭に生えている方(日本にそんな家は無いかな)は騙されたと思って是非とも1度お試し下さい。きっとトリコになること請け合いです。
不思議な日本語 その49
日本人が「どーも、タイの文字は妙にクネクネしていて、とっても判らんよ」と思っているように、タイ
人にとっても「ドーモ日本ノ文字ハ変ナ形ヲシテイテ、トテモ難シイナ」と思っているようです。だから日
本語の話せるタイ人でも日本の文字を読み書きできる人は結構少ない。その原因の1つは文字が漢字・ひらがな・カタカナと3種類もあることと、縦書きと横書きの併用です。確かに、スイスのように国内で数カ国語が使われている国や、中国のように北京語と広東語では全然通じないなどという国はあります。でも、1つの文章の中に文字が3種類も混在しており、しかも左から右へ読む『
横書き』は有るは、右から左へ読んでいく『縦書き』は有るは、などとゆーメチャクチャな言語表現は全世界を探しても日本語だけなんじゃないでしょうかね。話が少しカタクなってしまいましたが、とにかくタイ人は「日本ノ文字ハ不可解ダ」と思っているわけで、その不可解なところがカッコイイと思っている若者もいるわけです。(う〜ん、やっと今回のテーマに繋がってきたな)パトンの街をブラブラしていると、たまに日本語で【すいか】とか【大和魂】とか書かれたTシャツを着た人を見かけます。青空市場の衣料品屋には、サイドラインに【今年の主流はヒッコリーです】という文字が延々と書かれたスエットパンツも売っています。一番笑えたのは某スーパーの食料品売場で見つけた、ある即席麺のパッケージですね。縦書きで【火】【尭】【き】【そ】【ば】と書いてある。こうして横書きにすると何となくわかりますが、縦書きは判らなかった。ゆうに3分間は、そのパッケージを手に持って睨んでいましたね。裏面に書いてある『お召し上がり方』を見てやっと判った。そうです。【焼きそば】です。こういう変なと言うか妙な日本語は、注意してみるとお店の看板などにも結構ありますね。【ヒールカーテン(ビヤガーデン)】とか【マシサ|ヅ(マッサージ)】とか。←(この場合は、縦書きの文を横書きにしたものでかなり判りづらいでしょ)でもって話はTシャツに戻る訳ですが、この間ある飲み屋に行った時にソコのネー
チャンが着ていたのが、今まで見た中で1番変な日本語の書かれたTシャツでしたね。正確に言えば『日本語のようなものがプリントされている』ですけど。(イラスト参照)そのネーチャンに「これ何て書いてあんの?」と聞かれて絶句!「あの、その、それはね…」とシドロモドロになる私に一瞥をくれると彼女はツイッと向こうへ行ってしまった。きっと彼女は心の中で「日本人のくせに日本語も読めない馬鹿なのね。きっと家が貧しくて学校にもロクに行けなかった、かわいそーなオッサンなのね。頭わるそーだしね」と思ったんだろーけど、そーじゃねーんだよ!ドンッ!(飲み屋のカウンターを叩いた音です)それはねぇー、日本語じゃねぇーんだよ!ドンッ!ドンッ!(再度カウンターを叩いた音です)しかし、どーせなら【お】という字も点が反対側に付いているとか、濁点になっているとか徹底していて欲しかったですな。
続・貝カレー評論 その48
今回はホイ・コムの正しい食べ方です。コホンッ(咳払いの音)え〜、ココナッツ風味のイエローカレーは(そのへんの食堂に行けば必ずあると言っていいほど)タイでは最もポピュラーなおかずの一つですが、ほとんどの物の【具】は鶏肉とか豚肉とか小さい茄子とか竹の子とか豆(のようなもの)とかです。ホイ・コムのような巻き貝の入ったものは、まず見かけませんねぇ。まぁ、そう云った意味では家庭料理の部類に入るのかも知れませんけどね。それから料理の名前も普通はホイ・コムの入ったカレーだったら『ゲーン・ホイ・コム』とか何とか言うと思うんですけど、ただ単に『ホイ・コム(川産)』もしくは『ホイ・トックデン(海産)』と言っているようです。
そう言えば、この貝は他の料理方法(例えば塩茹でにして辛いタレをつけて食べるとか)で出て来たのを見たことが無いので、タイ人の方達の脳細胞には【ホイ・コムすなわちカレーなり】というのがDNAに深く刷り込まれているのかもしれません。(笑)それで、前回お話したようにコノ料理の外見上の特徴は、全ての貝の形状が【渦巻き状のチョコレートパンの尻っぽを少し喰い千切った状態になっている】ということです。これは後ほど述べますが、この料理の食べ方と非常に密接な関係を持っているのです。ようするに、この貝は日本の味噌汁の中に入っているシジミのように主にダシを取るためではなくて、純粋に『具』として(貝の中身を食べるために)存在しておるわけです。
さてさて、その食べ方とは・・・まず貝を指先でつまみ上げ、口(頭?)の部分を上下の唇で塞ぎます。次に思いっきり貝をズズズーッと啜り上げます。そうすると、チュポンッというカンジで中身が出てくるわけです。もし、この時に貝の形状が【渦巻き状のチョコレートパンの尻っぽを少し喰い千切った状態】でなければ、尻っぽ側から空気が入って来ないために、いかに貴方が顔を真っ赤にしてズビーッと啜り上げても頭がクラクラするのがオチです。う〜ん、さすがだね明智君、これはオジサンも一本取られたよ。と、こうしてホイ・コムの出た家庭の食卓では、ズズーッ、ズッズズーッ、ズズズーッという景気の良い音で満たされた、のどかな和気藹々の家族団欒風景と合いなる訳であります。ここまで書いて来てハタッと思ったのですが…音を立てて物を食べるというのはタイでも(たてまえ上)マナー違反という事になっておるようですが(私も昔、カノムチン【タイ風ソーメンの上に鶏や魚のカレー汁をかけたもの】の屋台で盛大にズルズルズルーッとやって大ヒンシュクをかった事がありましたけど)でも、ホイ・コムだけはトンカチで貝殻を叩き割りでもしないかぎり、どーやったって音なしで食べるのは無理なんですよね。う〜ん、だから家庭料理という地位から脱却できず、タイ料理レストランはもとより安食堂にすら置いてもらえないのかなぁ?惜しいよな〜。辛いけど、とっても美味しいのになぁ〜(前述のカノムチンにかけても凄くウマイよ!)老婆心ながら付け加えますと、巻き貝の口(頭?)の部分には薄〜いフタ(食べられません)が、へっ付いておりますので【啜り上げの儀】の前に除去しておかれた方が召し上がりやすいかと思います。以上、世界タイ料理評論家連合会プーケット貝部門主任論説委員のチャチャイでした。
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貝カレー評論 その47
私が世界タイ料理評論家連合会プーケット貝部門主任論説委員のチャチャイです。さて今回ご紹介するのは【貝のカレー】です。この貝カレーのベースとなっているルーはココナッツミルク風味のイエローカレーです。「ふ〜ん、ココナッツミルク風味かぁ。それじゃ〜甘口なんだ〜」と思うアナタが甘口なんだぁ〜!正直言ってメチャ辛です。カレーの具とゆーか中身は例の鉢でグチャグチャに叩き潰したニンニク・生姜・小タマネギ(食べられます群)と、生唐辛子・レモングラス・こぶみかんの葉っぱ(食べられません群)と、丸のまんまの巻き貝(殻は食べられません群)という至ってシンプルな内容です。巻き貝の種類は川や沼にいる【ホイ・コム】という黒っぽいヤツか、海で獲れる【ホイ・トックデン】という茶色と白のストライプ(横縞)のヤツです。どちらの貝も体長5センチくらいの【日本のタニシを縦に伸ばした】ような巻き貝ですが、なぜか両者を混合したカレーというのは無いようです。
そして特筆すべきは、全ての貝のお尻?の部分が綺麗に5ミリくらい切断されているという事です。つまり渦巻き状のチョコレートパンの尻っぽを少し喰い千切った状態になっているわけです。その切断面部分をジ〜ッと見ていると『イッタイどのような器具を用いて貝の尻っぽを切断せしめたのか』という純粋かつ素朴な知的学術的な好奇心が湧き上がるのを禁じ得ません。貝殻は結構ゴツゴツしていて厚みもあるので、そのへんの包丁などでは歯がボロボロに欠けてしまい文字通り【歯が立たたない】ので、まず切断は無理ではなかろうかと思われます。ひょっとしてクルミ割り器や鰹節削り器のよ
うな、何かそういった類の特殊な器具(例えば、カレー用巻き貝尾部末端専門切断器具)などというものが存在するのでありましょうか?そこで私はコノ形而上学的疑問を解決すべく、近所でも料理名人と言われている知り合いの奥さんのもとへ、教えを請いに出かけて行ったわけであります。
「昔はね、どこの家でもね、調理用の鉈(ナタ)っていうの?ソレがあってね、コレで鶏だとかね、大きい魚だとかをね、骨ごとね、ぶっ叩いて切っていたわけ。だからね、巻き貝の尻っぽ切りにもね、その鉈を使っていたわけね。でもね、ほら、貝ってチョット小っちゃいでしょ。だからね、それってね、手を切ったりしてアブナイじゃない。貝殻のカケラも飛んじゃうし。でね、今はね、あの、何て言うの?針金切るヤツ。えっ、ニッパー?そうそう、そのニッパーってのでね、やってるトコが多いみたいなのね。家もそうだけどね」な〜るほどね!素晴らしいアイデアですね。まったくね、目から鱗ですね。生活のね、知恵ってヤツですね。(いかん、奥さんの口調が移ってしまった)ということで、その調理用の鉈を見せて貰ったのですが、これがアナタ!もはや武器!全長五〇センチ・刃渡り三〇センチもあり、かなり重い。昔の中国の青龍刀を小さくしたようなカンジで、とても調理用とは思えない。こんなのを日本で売ったら、まず銃刀法違反マチガイなしというシロモノです。何か話がそれましたが次回は【貝カレー】
その味わい方という事で、ヒトツよろしく!
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ナツナツナツナツ夏休み その46
一般的に言ってプーケットには「ローシーズンとハイシーズン」もしくは「雨季と乾季」の二つの季節しかないと思っている人が多いと思いますが、実はその他に「暑季」というものがあるんです。この時期は季節と呼ぶには短いので(だいたい一ヶ月半から二ヶ月くらい)準季節といったところでしょうか。う〜ん、日本で言えば「梅雨」のような中途半端な時期なんですね。
そう、たとえば梅雨に対して「ちょいと聞きてーんだけどさぁ、だいたいお前さんてーのは、何かい?
春なのかい?」と問えば「いやいや、そーゆー訳では・・・」と曖昧に答えるので、さらに「するってーと、
じゃー、夏かい?」と問えば「いえ、決っして、そーゆー訳でも・・・」と寂しく微笑む。というのと似てい
ます。
で、この「暑季」の期間というのは、月で云うと毎年三月の中旬頃から五月の中旬くらいまでなんですね。そして、この時期の特徴はと言えば読んで字の如く【暑いとにかく暑い。【熱い】と書いたほうがイイくらいに暑い。Tシャツを着ていてもその上から日焼けするほどムチャクチャ暑い。試しに、この暑季のプーケットの直射日光を浴びてみると秋のサンマの気持ちが貴方にも解ります。ほら、定食屋の隅っこで『遠火の強火の直火』でジリジリと焙られている、あのサンマの気持ちが良〜く解る。というくらい暑い!
だから、この時期は学校もお休みです。まぁ、日本の『夏休み』とでも言ったところでしょうか。毎年この時期になると、我が社屋(兼住居)のまわりも朝っぱらからガキ共がギャーギャーピーピー・・・じゃなかった、朝方から子供さん達の嬌声がトテモかしましい。だいたいウチのまわりは普段でさえ近所の犬・猫・鶏・蝉・トッケイ・物売り等の声でウルサイんですよ。しかもクソ暑い時期ときてる。そこんとこへ持って来て、さらに子供の騒ぎ声が加わって聞こえた日にゃー、アナタね・・・って話がそれてしまいました。
そーそー、暑いから学校もこの時期には夏休みになると云う話でしたね。もとい。一方、この時期(四月の中旬)にはソンクラーンつまり『タイ正月』と言われるものがあります。(関係ないけどコッチでもお年玉っていう風習があるんですよ)いわゆる仏暦の正月ですね。こちらのカレンダーでも元日から三日間は祝日になっています。だいたい、タイの役所とかで作る公式証書の類はコノ仏暦で記載してあるので、我々外国人には判りづらいんですよね。有効期限二五六x年なんて書いてある
ので「えらく先まであるんだなぁ」なんて呆れ返って感心していると、実は十年以上前だったりして・・・
って話が又それてしまいましたが。
そーそー、この時期にはお正月が来ると云う話でしたね。もとい。と云うことはですよ、この時期の学校のお休みは日本風に言えば正月休みつまり『冬休み』でもある。と云うことになる訳なんですね。「だから、どーしたっつーの?」って言われても困るんですけど・・・ただ『夏休み』なのに『冬休み』ってゆーのは日本的感覚だと何となく変に思いませんか? えっ思わない? ドーモ、スイマセン(って何謝ってんだか)
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家庭の味(番外編の続き) その45
さてさて、みなさま首を長くしてお待ちかねの(誰も待っていないっつー話もありまするが、ソノハナシ
ハコッチニオイトイテ)ナンプリック作り方編の巻でございます。材料的に日本にないモノもあるかとは思いますが、各自適当にアレンジしてやってみて下さいね。(無責任な言い方だ)
コホンッ(咳払い)用意するモノは、生唐辛子を赤、青取り混ぜて一〇本位、ニンニク四片、ホォムデェン(紫の小さい玉葱)四個、レモングラス一本、カピ(小海老から作ったタイの味噌)ゴルフボール大、マナオ(タイの酢橘)一個、プラーチンチャン(煮干しとシラスの中間位の干し魚)一〇匹、ナンプラー、パクチー、万能ネギ、砂糖、味の素を少々と云ったところです。また家によってはプラーチンチャンの代わりに干し海老を使うところもあるようですな。
それでは作り方です。マナオは半分もしくは四等分に切り、生唐辛子、ニンニク、ホォムデェン、レモングラス、プラーチンチャン、パクチー、万能ネギを粗く微塵切りにします。
擂り鉢に今の微塵切りとカピ、砂糖、味の素をエイヤッと投入し、擂り粉木で叩くように潰しながら混ぜ合わせます。その際には、力強くポックポックというカンジでやるのがコツです。だいたい混ざってきたらマナオを搾り入れ、ナンプラーを風味付け程度(タラタラタラ〜位)入れます。そして全体がゾル状態になるまで、またポックポックして下さい。(わたくし的には生姜の絞り汁と日本酒を加えると味がマイルドになるような気がします)時間の目安としては一五分から二〇分といったところでしょうか。
これでプーケット風ナンプリックの出来上がりです。付け合わせには生野菜でもいいのですが、わたし的には茹で野菜のほうがピッタリ来ますね。キャベツ、白菜、ほうれん草、
チンゲン菜、ヤングコーン、アスパラガス、竹の子と云ったところで、何種類かあった方が良いでしょう。茹で野菜の持つほんのりした甘さとタップリの水分がナンプリックの辛さをやわらげてくれると言うわけなんですね。特に私がおすすめするのはオクラを軽く茹でたヤツです。コッチのオクラは日本のモノよりやや大型という点を除けば色、味、食感とも同じで、ネバネバ感も一緒なんですが、ナンプリックのアヒアヒ的な辛さにトテモ良く合うので是非おためしください。
ナンプリック一に対してご飯一〇位の割合で口に押し込んでも辛い!でも旨い! アヒアヒしながら一口目を食べ終わり、そこで茹で野菜をパクリ。う〜ん、野菜も旨い! 口中の辛さが未練を残しつつ、スッとおさまっていく。そこでまた一対一〇でご飯をパクリ。旨い! アヒアヒ、「野菜、野菜」で気が付いた時には丼飯三杯てなカンジですね。あと食堂なんかでは春菊のような草の天ぷらとセットになっているところもあるので、日本風の野菜天ぷらなんかにも良く合いそうです。
そう、ビールのツマミとしては野菜天(特にレンコン)にナンプリックなんてのが結構イケそうですな。
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モチモチッとね その44
今回は【ナンプリック作り方編】の予定だったのですが、さっき屋台で食ったカオポォッがとても美味しかったので急遽トウモロコシの話に変更になりました。←言い訳
パトンのビーチや路上ではトウモロコシを炭火で焼いた、いわゆる【焼きモロコシ】というヤツを売っていて、歩きながら食べていると子供の頃の海水浴場やお祭りの夜店などを思い出しつつ、コレはコレで結構いけるんですね。でも、今回のモノは【蒸かし】です。(最近はフカスとは言わないでムスと言うのが日本語の主流?のようだけど、どーもオジサンにはフカスの方が何となくシックリくるんだよねー。どーでもいーけどさ)この蒸かしモロコシ屋を見つけるのは訳ない。オートバイ移動屋台の軒先に何本も皮付きでぶら下げた生トウモロコシが看板代わり。だから一目瞭然看板に偽り無しだ。
普通の黄色いハニーバンタム(最近の日本ではクソ甘いピーターコーンが普通らしいが)も売っているが今回のは違う。粒の色が白っぽくて(よく言えば真珠のような光沢)長さは二0cm位で、普通トウモロコシと言えば粒が縦に真っ直ぐ整然と隙間なく並んでいるのに、粒は不揃いだし列は不規則に曲がっいてアチコチ隙間ありと言う出来損ないみたいなコイツが今回の主人公です。
蒸かし器のフタを開けると、モウモウたる湯気の中からジャ〜ンと厳かに登する。思わず両手を合わせて拝んでしまう。蒸かしたてでアッチッチのためパン屋の挟み器みたいなもので掴んで、香辛料とおぼしき昆
布のような長い草が入っている塩水のバケツにつけること約30秒。さぁ、この出来損ない君を食べてみましょうか。
まず最初の抵抗感がケッコウ凄い。正に囓り取ると言うカンジだ。噛んでみると外側の皮が普通のトウモロコシより少し厚めだなと云うのが判る。不揃いの粒を前歯でガシュガシュと囓り取り、奥歯で噛みしめてみると意外なことにモッチリとしたモチモチ感がある。まるでトウモロコシの『おこわ』を食べているような食感だ。つけ汁の塩加減も良く、穀物が本来持っている旨味を感じる。 噛みごたえがあるので2本も食べると顎が疲れてくる。量的には2本で普通のトウモロコシ1本くらいだが、腹にズンと来る膨満感は倍以上ある。
う〜む、コイツは出来損ないなんかではなく、本来のトウモロコシ、つまりトウモロコシの原種に近いヤツなんではなかろうか。などと思いながら歯に挟まったカスをチョッチョッ、シーハシーハとするのであった。
ちなみにお値段は三本一0バーツ(二00三年現在)さて、次回こそは【ナンプリック作り方編】のつもりだが、ナ〜ニ『予定は未定で決定ではない』のだから、どう転ぶかお楽しみだな。←探偵物語の次週予告みたい。
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家庭の味(番外編1) その43
え〜と、よく大阪近辺の各ご家庭には一〇〇%の確率でタコ焼き器があると言われていますが、ここプーケットの各ご家庭にも一〇〇%の確率であると言われているモノが有るのです。さぁ、何でしょう?・・・
答えは、荒物屋で売っている小さな臼と杵です。値段が高いのは、臼・杵のどちらもが硬い石で出来てるやつです。(何でも良いものは、花嫁道具として親から子へと、一子相伝になっているとか)安いやつは、臼が焼き物(素焼き)で杵が木製です。で、何に使うかと云うとお料理です。いわゆる、日本でいうところのスリ鉢に相当するんでしょうか。このコラムの『家庭の味シリーズ』で【擂り鉢でウンタラカンタラし・・・】とあるのは、実はコレのことなんですね。でも、使い方は【擂り潰す】と言うよりも【突き潰す】と言ったカンジなのです。そう『突き鉢』と呼んだ方がピッタリくるかもしれませんね。ちなみにウチにある突き鉢は安い方のやつで、メジャーで計ってみたら臼の直径が一六.八Cmで高さ十二.一Cmm、杵の方は太い所で直径が三.二Cmで長さは二〇.九Cmでした。
それで、コレを使って作る有名なタイ料理に【ソムタム(青マンゴの酸っぱ激辛サラダ)】別名パパイヤ・ポクポクというモノがあります。これは結構ポピュラーな料理なので、高級ホテル内のタイレストランとかでもメニューに載せている所もあり、食べた事のある人も多いかと思います。が、私(わたくし)的には(食べると必ずお腹をコワスとも言われていますが)ボテフリ(天秤棒を担いで物を売り歩いている人のこと)のオバチャンが作ってくれるソムタム・プー(中にメチャクチャしょっぱい小蟹のナンプラー漬けが入っているモノ)が好きですね。で、このソムタムは非常に辛いので、たいていカオニャウ(蒸したモチ米)か、カノムチン(のびたソーメンもどき?)と生キャベツ、生ドジョウインゲン、訳の解かんない葉ッパ等が付いてきます。余談ですがソムタムは、プーケットと言うか南部タイの人(特に女性)が好んで食べるようで、好きな食べ物は?と聞くと2人に1人は『ソムタム』と答えます(たぶん)。貴方も機会があったら是非尋ねてみて下さいね。←(どーでもイイ話だけど)
そして、もう1つ有名なのが【ナンプリック】です。直訳すれば『液状唐辛子』・・・どーです。名前からして、いかにも辛そうでしょ? いや、ほんと〜にメチャクチャ辛いんです! でもメチャクチャ美味しいんです。プーケットに来て初めて判ったんですが、辛い食べ物には二種類あって、一つは『ただただ辛いだけで味もソッケもない』やつ。もう一つは『ただただ辛い! だけど美味いから後を引く〜』ってやつ。タイ料理には後者がケッコウ多いんですが、このナンプリックもその類なんですね。ナンプリックは純粋な家庭料理なので、当然その家その家で、味とか具? なども微妙に違います。言ってみれば、日本のお雑煮や味噌汁のようなものでしょうか。そーゆーところが、いかにも家庭の味ってカンジですよね。それでは、簡単な『ソムタムの作り方』を次回にご説明しましょう。
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